北海道胆振東部地震で得た教訓
今週のお題「わが家の防災対策」
こんにちは、さっちゃんです!
9月6日に北海道で大きな地震がありましたね。
札幌在住のさっちゃんですが、家族も友達も幸い皆無事です。
北海道では地震の影響で全道的に停電が起き、一部断水が起きていました。
シアトルに行ったときの記事もまだ更新できていませんが、先に今回の地震で得た教訓を書き残したいと思います。
電気がないと何もできない
さっちゃんは札幌の某区に住んでいますが、地震発生と同時に電気が使えなくなりました。
いわゆる高層マンションに住んでいるため、マンションのシステム上、停電になると水も使えなくなってしまいました…(オール電化ってやつです)
これは困った、飲み水はまだお茶のストックがあるのでいいけれど、トイレにいけないんです。
しかも、地震発生から30分後くらいに父が「う○こしたい」とか言い出したもんだから…
幸い、住んでいる地域は断水ではなく、マンションの停電に伴って水がでなくなっているだけでしたので、明るくなってから公園に水を汲みに行きました。
しかしここでも問題発生…
停電だからエレベーターが動いていないんです。(あたりまえ)
さっちゃんは10キロ近い水を背中に背負って、18階までの昇り降りを5往復しました。
私はまだ20代だから良かったですが、これが70代80代のお年寄りだったらどうなるでしょうか…
祖母も田舎で高層マンションに住んでいるので本当に心配でした。(しかしこのときは連絡がとれず…)
さっちゃんの周りでは、車で食糧と水の調達にいっている人が数多くいました。
しかし私の家は車を出すことができなかったのです。
なぜかって?
駐車場が立駐だからです!!!
車さえ出せたら、最悪お風呂などは水の出る地域に異動して銭湯を利用するなど出来たかもしれないですよね…
今回の停電で、マンション特有の問題が浮き彫りになった気がします。
用意しておくべきだったもの
普段さっちゃんは、物がたくさんある家があまり好きではありませんでした。
これ使わなくね???というものがたくさんあるんです…
しかし今回ばかりは捨てられない性格の母に感謝です。
お風呂に水を溜めておく
これ、大事だと思います。
飲み水にはなりませんが、これがあれば断水になってもトイレを流すことができます。
汲み置きさえしておけばさっちゃんも階段を5往復せずに済みました…
懐中電灯やランタン
停電の際は一番必要なものです。
明かりがないと暗いときに行動できませんし、下手したら躓いてけがするかもしれませんしね…
ラジオ
停電するとテレビは使えなくなるし、インターネットも使えなくなります。
スマホも最初の数時間はよかったのですが、次第につながりにくくなり、家にいても圏外になってしまいました。(しかも充電できないから電源切れたら終わり)
ここで大活躍したのがラジオです。
震災に関する情報や、どこで給水しているのかなど、有力な情報を得ることができます。
私の家にあるのは電池式のラジオなのですが、手回し充電式のラジオがあったらなおよかったかもしれません。
単一の電池
一番盲点だったのがこれです。
ランタンや昔の懐中電灯は単一の電池で稼働するものが多いらしく、どこも売り切れでした。
今現在もどこにも売っておらず、さっちゃんもまだ手に入っていません。
電池式のスマホチャージャー
これも盲点でした。
スマホは連絡手段の他に、ライトやラジオの代わりになったり、震災の際は絶対に役に立つ分、充電は切らしたくないですよね…
停電だと充電できないけど、電池式のチャージャーがあれば充電できたはず…
これもスーパーやコンビニを探し周りましたが、未だに手に入ってないです。
現金
最近はキャッシュレスが流行ってきていて、普段からクレジットカードしか携帯していない人もいるかもしれませんが、震災のときはクレジットカードや電子マネーが使えない場合があります。
実際、地震発生当日や、昨日も現金しか使えないスーパーがありました。
さっちゃんも先日アメリカから帰ってきて「あー、キャッシュレスって小銭がでないから素晴らしいな」と思っていた矢先でしたので、普段はクレジットカードで良くても、現金を手元に少しは置いておかなきゃダメだなと感じました。
ちなみに、「現金のみ、しかもお釣りが出せない」というお店もありましたので、1万円札だけでなく、最低でも1000円札単位で用意した方が良いかもしれません。
番外編:思わぬ形で役に立ったもの
今回思わぬ形で役に立ったもの…
キングブレード!!!
アイドルのライブなどで使うペンライトみたいなものです。
これ、結構な明るさで光るので、質の悪い懐中電灯より明るいんです。
普段はオタク趣味を家族にバカにされますが、今回ばかりは感謝されました。
今回の地震で、電気の必要性をあらためて感じました。
震災は起こってほしくないけれど、不測の事態のために用意しておくことは本当に大切なことですね。
追記
twitterやLINE等で流れている「自衛隊の知り合いからの連絡で、地鳴りがしたから○時間後に本震がくる。」とかいう情報は全部デマです。
地震を予知出来たら地震の研究しているひとたちは苦労してないです。
大きな地震のあとは再度大きな地震がくることがあるので、「念のため1週間くらい」は注意しておきましょう。